大分弁と標準語の例文

大分弁の例文

大分弁の例文を標準語に訳しています。

魚釣りでのおっさんの会話
銭貸せでのおっさんの会話

魚釣りでのおっさんの会話

大分弁 A:おっ、おいさん今釣ったそら何ちゅう魚かえ?
B:こらのお、クロちゅう魚じゃ。
A:どけしち釣ったんかえ?
B:そらのお。針にエサ付けち、ボーッと流しよったらぽくと食うたんじゃ。
A:なのすとらく言いよんのかえ。何か仕掛けをいらいよったろうがえ?わしに教えなえ!
B:うんげ、そら教えられん。そいよか、ころ持っちかいっち食うちみれ。旨えど
A:そらすまんのお。刺身にしち食うち見るかのお。あ、はぐらかされちしもうたのお。
標準語 A:おっ、おっさん今釣ったそれは何ていう魚ですか?
B:これはなあ、メジナと言う魚だ。
A:どういうふうにして釣ったんですか?
B:それはなあ。針にエサ付けて、ボーッと流していたら突然食ったんだ。
A:なにを嘘言っているんだ。何か仕掛けに細工していただろう?わしに教えろ!
B:いいや、それは教えられない。それよか、これを持って帰って食べてみろ。旨えぞ
A:それはすまないなあ。刺身にして食って見るかなあ。あ、はぐらかされたしまったなあ。

銭貸せでのおっさんの会話

大分弁 A:なあ、銭貸ちくりい。
B:なしかっ?
A:いや、そんパチンコじスッちしもうち一文無しじゃ。
B:そらおいさんが悪い。仕事もせんじよこうてんじょうじ、パチンコ行くからじゃ。
A:なあ貸しちくりいちゃ
B:そげなこつなら貸されんのお。
A:そげえ言わんじ貸しちくりい。わしゃ昨日からなんも食うちょらんのじゃ。
B:そら自業自得じゃろうがえ、知らんど。
A:なあ頼むけん、わし最近、風呂も入っちょらんのじゃ。
B:うわぁ~、いびしいやっちゃのお。貸さんど。
A:明日から働くけん、貸しちくりいちゃ。
B:どうせ銭があっちから、そん銭持っちえらしいおねえちゃんがおるとけ行くんじゃろうがえ?
A:そ、そいなこたねえちゃ。なあ、しんけん頼むけん。
B:知らんちゃ。もう諦みい。
A:なんかあんたおろいいしじゃなあ。
B:しゃあしいのお。なんかおいさん、逆ギレか。
A:もうあんたには頼まんけん。
B:なんかそら、こんうんこたれが。ちちまわっそ
A:あ、いや、すまんちゃ。
標準語 A:なあ、銭貸してくれ。
B:どうした?
A:いや、そのパチンコでスッってしまって一文無しだ。
B:それはおっさんが悪い。仕事もしないで休んでばかりで、パチンコ行くからだ。
A:なあ貸してくれよ。
B:そんなことなら貸せないなあ。
A:そう言わないで貸してくれ。わしゃ昨日から何も食っていないんだ。
B:それは自業自得だろうが、知らないよ。
A:なあ頼むから、わし最近、風呂も入っていないんだよ。
B:うわぁ~、汚いやつだなあ。貸さないよ。
A:明日から働くから、貸してくれよ。
B:どうせ銭があったら、その銭持って可愛いおねえちゃんが居る所に行くんだろ?
A:そ、そんなことはないぞ。なあ、本当に頼むから。
B:知らないよ。もう諦めろ。
A:なんだあんた意地悪な人だなあ。
B:うるさいなあ。なんだよおっさん、逆ギレか。
A:もうあんたには頼まないから。
B:なんだそれは、このクソタレが。しばきまわすぞ。
A:あ、いや、すまん。